骨材セミナー

第21回骨材セミナー(令和6年9月6日)

2024.10.8

講演テーマ
「コンクリート用骨材と環境配慮 -地産地消・適材適所・技術活用-」
株式会社淺沼組 戦略企画本部 技術研究所 所長 山﨑 順二 様

 

内容
昨今のコンクリートの多様化により、骨材品質に対する要求性能は以前にも増して高くなっている。コンクリート構成材料の約70%を占める骨材の品質は、フレッシュコンクリートの流動性や分離抵抗性、硬化コンクリートの強度やヤング率、収縮特性などに影響を及ぼす。国内では山砂利や川砂など天然骨材の枯渇化により、人工骨材つまり砕石・砕砂の需要が高いものの、脱炭素化に配慮すれば天然骨材を適切に利活用することは有意であり、環境配慮からも重要な視点と考えられる。本セミナーでは、地産地消・適材適所・技術活用の3つのキーワードを挙げ、これらを環境配慮に絡めつつ、骨材品質とコンクリートの性能、骨材を取り巻く環境配慮などについて私見と雑考を述べる。