骨材セミナー
第18回骨材セミナー(令和3年11月5日)
2021.11.5
◯講演テーマ
「コンクリート工学に今後求められるサステナビリティとは」
東京大学大学院 工学系研究科 社会基盤学科
教授 石田 哲也 先生
◯内容
コンクリートは土木構造物や建築物の建造に欠かせない基幹材料であり、様々な環境において数十年から数百年もの長期にわたって、要求される機能や性能を満足する必要がある。一方、コンクリートの主要な構成材料であるセメントを製造する際に排出する CO2 の量は、全世界で人為的排出量(271 億トン)の約 6%、16 億トン程度と推定されている。また、良質な骨材資源のひっ迫や、セメントの原料となる石灰石の枯渇も長期的に懸念される。コンクリート工学におけるカーボンニュートラルの実現や資源の有効活用と、コンクリート材料の更なる機能・性能向上の両立を図るための最新技術の動向について紹介する。